「リサイタル」を始めたのはリスト

クラシック音楽のナゼ? Vol.2

Question
「リサイタル」を始めたのはリストと言われるのは、なぜ?

Answer
女性にモテすぎたから

text:La Valse 編集部

「リサイタル」という言葉は、一人の演奏家、または一人を主役にして数人で開く独奏会・独唱会のことです。史上初めてリサイタルと呼ばれた演奏会は、ピアノの巨匠にして大作曲家のフランツ・リスト(1811年生まれ)が、1840年頃にロンドンで開いたピアノ独奏会だったと言われます。なぜリストとされるのでしょう? それはリストが細おもてで、とてもハンサム、ピアノを弾く姿が抜群にカッコよく、当然ながら、女性にモテモテだったからです。

リストは少年時代からピアノの神童で、12歳のとき、ウィーンで開いた演奏会を、かのベートーヴェンも聴きに来たといいます。十代の終わり頃から作曲も盛んにしていましたが、彼のピアノ・リサイタルがヨーロッパ中で大人気。壮大で華やかな自作のピアノ曲や人気オペラの調べなどを、雄大なスケールと超絶的な技術、そして誰も聴いたことのない大きな音量で弾いて、聴衆を圧倒しました。そのときのリストは、美しい容貌の悪魔のようで、演奏中に失神する女性も続出したと伝えられます。1曲のなかで曲想が変わるところや、弾き終わって手を高らかに上げる、ちょっとキザで派手なポーズを始めたのもリストです。