マエストロ流究極の夏カレー | マエストロのレシピ Vol.5

text & photos:曽我大介

日本の音楽家の皆さんの中には、海外留学中に安易に手に入らない食材を工夫して、料理を編み出された方も少なくないと思います。私が色々なスパイスにハマるようになった理由は、海外で日本のカレールウやカレー粉が手に入らず、仕方なくスパイスを調合してカレーを作り始めた事。私が普段作るカレーの中でもインスタント並みの手軽さ、かつ極うまのカレーをご紹介します。

Vol.5
マエストロ流究極の夏カレー

材料(4〜6皿)
鶏もも肉:600g(唐揚げ用でも良い)
パプリカ、ピーマン:3-4個
ココナッツミルク:1缶
カットトマト:1缶
にんにく:1片
塩麹:60g
塩:少々
カレー粉:大さじ3

カレー粉を挽きたい方は
フェンネル:大さじ1
コリアンダー:大さじ1
唐辛子:2本
胡椒:小さじ1/2
ベイリーフ:2枚
フェンネル:ひとつまみ
カルダモン:2個


作り方

1. 鶏肉は調理の2時間くらい前には塩麹に漬けておきます(室温で置きましょう)。塩麹の量は全体量の1/10。面倒なので唐揚げ用を使いましたがもも肉をカットしてもOK。

2. 今回用意したパプリカとピーマン。肉厚のパプリカを使うのが私の好みです。色とりどりのものを使った方がカラフルで良いですね

悪魔のレシピ
このパプリカを全量生とうがらしに置き換えると激辛カレーができます。


3.
カレー粉に使うスパイス。
左下:クミン、左中:カルダモン、左上:ベイリーフ
中上:フェンネル、中下:胡椒
右上:唐辛子、右下:コリアンダー

全部一緒にして細かくするだけ。うちにはスパイス専用にコーヒーミルが買ってあって、それを使って粉状にします。安いコーヒーミルもあるので、この際買ってみてはいかが?? 面倒くさければ市販のカレー粉 大さじ3を使用してください。

悪魔のレシピ
唐辛子を5-6本と増やして行くと激辛カレーができます。

4. 先にソースを作ってその中で鶏肉とパプリカを煮てゆくイメージです。
カットトマト、ココナッツミルク、にんにく絞りで絞ったにんにく、前出のカレー粉、塩小さじ1を混ぜ合わせます。

その中に鶏肉と種を取り除き1/8 に切ったパプリカを入れ、最初は強火、煮立ったら弱火にしてパプリカがとろとろになるまで煮てゆくだけです(約30分)。

天使のレシピ

ここで海老を加えると、味に奥深さが出ます。

5. 最後に塩味の調整。最初に鶏肉には塩麹で下味をつけているので、塩を加えすぎないように。スパイシーさが欲しければさらにクミンとコリアンダーを小さじ1、胡椒少々を挽いて加えます。

天使のレシピ
これからナスが美味しい季節。写真のように焼き野菜をアソートしても美味しいのです。

要は入れて煮るだけの簡単な料理ですが、これが激ウマなのです。市販のカレー粉を使っても良いのですが、ぜひスパイスのブレンドにチャレンジを。


豆知識 
自分でスパイスの調節をするためには以下のことを覚えておくと便利です。

カレーの香りのスパイス:クミン、コリアンダー
辛さを出すスパイス:唐辛子、胡椒
味の深さを出すスパイス:カルダモン、フェンネル、ベイリーフ(他に丁子、シナモンなど)
黄色のスパイス:ターメリック、サフラン

この記事を書いた人

曽我 大介(Daisuke Soga)

東京ニューシティ管弦楽団正指揮者。「ブザンソン」、「コンドラシン」での優勝をはじめ、各地のコンクールで上位入賞。日本、ヨーロッパ、ブラジルをなど世界を股にかけて活躍中。ルーマニア・ブラショフ市、ブラジル・ロンドリーナ市名誉市民。