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アムステルダム・運河の街のエラール | 川口成彦のフォルテピアノ・オデッセイ 第6回
2018年、第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで見事第2位に入賞し、一躍脚光を浴びた川口成彦さん。現在、アムステルダムを拠点に演奏活動をおこなう傍ら、世界中の貴重なフォルテピアノを探し求めて、さまざまな場所を訪ね歩いています。この連載では、そんな今もっとも注目を集める若きフォルテピアノ奏者による、ほかでは読めないフレッシュな情報満載のレポートを大公開します! 第6回 アムステルダム・運河の街 […] -
シャビエル・アンドゥアガ(テノール) | いま聴いておきたい歌手たち 第9回
text:香原斗志(オペラ評論家) 24歳ですでに重ねている国際的キャリア 今回は「先物買い」の楽しさを提供したい(今後もときどき提供する)。1995年6月5日生まれ。現在24歳。日本人の歌手や歌手の卵なら大学か大学院で勉強中であり、これから留学を検討するかどうかという年齢である。しかし、シャビエル・アンドゥアガは、すでに国際的なキャリアを歩みはじめている。 2020年前半の予定だけでも、パリのオ […] -
【レポート】丸善雄松堂 知と学びのコミュニティ
ハマるとぬけられない官能的魅力!
珠玉のオペラ歌手の「声」との表現を解剖する取材・文:編集部 珠玉のオペラ歌手の「声」との表現を解剖する 日本でも毎年いくつもの海外の歌劇場が来日し、新国立劇場での上演がシーズンを通して開催されたり、老舗のオペラ団体による注目の公演が続いたり、オペラを楽しむ人は確実に増えていると思われますが、興味はあるけれど、「一体どうやって楽しめばよいの?」と、思い悩んでいる方も少なくないかもしれません。新サイト「La Valse by ぶらあぼ」の連載 […] -
東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020 概要発表
2020年6月に開催される「東京・春・音楽祭特別公演 ベルリン・フィル in Tokyo 2020」の記者発表が11月22日、東京文化会館で行われた。登壇者は同音楽祭実行委員会 実行委員長の鈴木幸一、同音楽祭 事務局長の芦田尚子、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 事務総長の武藤敏郎、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団財団 ゼネラルマネージャーのアンドレア・ツィーツシュマン、ベル […] -
【申込終了】MMM講座「ハプスブルク帝国の威力を、美術、音楽、料理を通して知る」11/29(金)開催
「ハプスブルク帝国の威力を、美術、音楽、料理を通して知る」をテーマに 音楽と美術とワインを楽しむ夕べを開催いたします! 11/29に開催終了しました。 イベント概要 2019年10月19日(土)から 2020年1月26日(日)まで国立西洋美術館で開催されているハプスブルク展600年にわたる帝国コレクションの歴史」展(DNP協賛)。 今年は日本とオーストリアの国交樹立150周年記念の一年であったため […] -
【会員限定】ぶらあぼ2019年12月号(完全版)
【今月の表紙】 アンドレア・バッティストーニ 東京フィルハーモニー交響楽団 2020シーズン 10月の東京二期会《蝶々夫人》でも絶賛されるなど、オペラとコンサートの両輪で目覚ましい活躍を遂げるイタリアの若き鬼才、アンドレア・バッティストーニ。東京フィルの首席指揮者4年目となる2020シーズン定期演奏会は、開幕公演となる1月と9月に登場。熱望していたベルリオーズ「幻想交響曲」のほか、お得意のイタリア […] -
【レポート】武蔵野音楽大学 管弦楽団合唱団演奏会「荘厳ミサ曲」リハーサル取材
若い学生たちが巨匠のタクトで ベートーヴェン「荘厳ミサ曲」に挑む 今年創立90周年を迎えた武蔵野音楽学園。初期には武蔵野音楽学校として認可され、戦後には音楽大学音楽学部としていち早く設置認可されるなど、昭和初期から激動の時代を乗り越え、永く日本の音楽界の重要な礎となってきた学び舎であり、ここから巣立った名音楽家も数多い。 90周年を記念する演奏会として開催されるのが、12月の「武蔵野音 […] -
【申込終了】
芥川龍之介とストラヴィンスキー
11/7(木)トークイベント開催11/6に申込終了しました。 芥川龍之介とストラヴィンスキーを語る上では外せない、三男で作曲家の芥川也寸志。 その妻、芥川眞澄さんとの対談が決定しました。 当時の也寸志の作曲活動や音楽に対する思いについて、無類の読書家であり、また「クラシック名曲全史」を執筆された松田亜有子氏がファシリテーターとして切り込みます。 ※無料会員登録された方は参加費2,500円のところ会員価格1,000円となります 申 […] -
カリンニコフ:交響曲第1番ト短調 |新時代のシンフォニー名曲選 第3回
text:林 昌英 「知る人ぞ知る」という知名度だった作品が、すばらしい名演や名録音によって一気に人気作となることが稀にある。日本におけるその代表例のひとつが、ヴァシーリー・カリンニコフ(1866〜1901)の交響曲第1番ではないだろうか。 まず、その“名演”とは、1993年2月、NHK交響楽団の定期演奏会にロシアの巨匠指揮者エフゲニー・スヴェトラーノフが客演したときのもの。それまでは、ソヴィエト […] -
東京・春・音楽祭2020 概要発表
10月28日、東京文化会館にて、「東京・春・音楽祭2020」の概要発表記者会見が開かれた。16回目の開催となる今回は3月13日から4月18日までの5週間強にわたって、オペラ、オーケストラ、室内楽など、200を超える公演が開催される。 (2019.10/28 東京文化会館 Photo:J.Otsuka/Tokyo MDE) 左より:銭谷眞美(上野の山文化ゾーン連絡協議会 会長/東京国立博物館 館長) […] -
チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」その2(全3回)| 名曲レゾンデートル〜“傑作”の理由 Vol.4
text:城所孝吉 しかしメック夫人自身は、コテックに対してあまり良い感情を持っていなかった。というのはコテックは、メック夫人の屋敷で(男性ではなく、女性をめぐる)様々な恋愛沙汰を起こし、彼女はその女たらしぶりに顔をしかめていたからである。また彼女は、チャイコフスキーがコテックに執心していることに、嫉妬していたと思われる。なぜなら、彼が家族以外で最も熱心に庇護した人物こそがコテックだったからである […] -
【会員限定】ぶらあぼ2019年11月号(完全版)
【今月の表紙】 ヴィキングル・オラフソン ピアノ・リサイタル ラモー×ドビュッシー×展覧会の絵 2019.12/4(水)〜12/13(金)東京・名古屋・大阪・札幌 https://avex.jp/classics/vikingur2019/ ※日本ツアーの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。 ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、2017年『フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス』で衝撃のデビュ […]