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シャビエル・アンドゥアガ(テノール) | いま聴いておきたい歌手たち 第9回
text:香原斗志(オペラ評論家) 24歳ですでに重ねている国際的キャリア 今回は「先物買い」の楽しさを提供したい(今後もときどき提供する)。1995年6月5日生まれ。現在24歳。日本人の歌手や歌手の卵なら大学か大学院で勉強中であり、これから留学を検討するかどうかという年齢である。しかし、シャビエル・アンドゥアガは、すでに国際的なキャリアを歩みはじめている。 2020年前半の予定だけでも、パリのオ […] -
美内すずえ(漫画家) × 小林沙羅(ソプラノ)インタビュー 〜日本オペラ協会 歌劇《紅天女》
interview & text:室田尚子 photos:青柳 聡 日本オペラ協会が2020年初春に放つスーパーオペラ《紅天女》。大ヒット少女マンガ『ガラスの仮面』の作中劇として知られるこの作品のオペラ化が発表されるや、オペラ界のみならず、ミュージカル・ファンやマンガ・ファンからも熱い視線を浴びている。『ガラスの仮面』原作者であり本作の脚本・監修も手がける美内すずえは、キャストのオーディションにも […] -
TOP対談 クラウス・ハイマン(ナクソス・ミュージック・グループ会長)× 平井俊邦(日本フィルハーモニー交響楽団理事長)
二人のビジネスマンが熱く語る、クラシック音楽界のこれから 日本フィル、プラハ響、ドイツ放送フィルの首席指揮者を務め、世界に活躍の場を広げるピエタリ・インキネン。先日、彼が2020年のバイロイト音楽祭でワーグナーの大作《ニーベルングの指環》を指揮することが発表された。それを機に、インキネンの2種の『シベリウス:交響曲全集』(日本フィル、ニュージーランド響)などを世に送ったクラウス・ハイマンと日本フィ […] -
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)ロング・インタビュー Part1
interview & text :小室敬幸 photos:野口 博 日本のオーケストラのシェフに海外の著名指揮者が就任することが珍しくなくなって久しいが、近年は欧米でキャリアを築き上げつつある30〜50代の指揮者が目立つようになった。これはメジャーリーガーの大スターがキャリアの終わりに日本のプロ野球へとやってくるがごとく、功成り名を遂げた老指揮者が日本のオケのポストを受ける図式とは根本的に異なる […] -
又吉秀樹(テノール)& 山本耕平(テノール)インタビュー 〜東京二期会《天国と地獄》
東京二期会がこの11月に上演するのは、鵜山仁演出による新制作の《天国と地獄》。ギリシャ神話の「オルフェウスとエウリディケ」を下敷きにしたオッフェンバックの傑作オペレッタにオルフェ役で出演するのは、又吉秀樹と山本耕平という、今もっとも脂の乗っているふたりのテノールだ。実は、東京藝術大学の同級生でもあるふたりに、役にかける意気込みや、お互いへの思いなどを語ってもらった。 取材・文:室田尚子 写真:寺司 […] -
【プレミア動画】湯山玲子 Part2
“テクノ耳”にこそわかるクラシック音楽の神髄La Valse プレミア動画 爆クラ 湯山玲子プロデューサーインタビュー Part2 “テクノ耳”にこそわかるクラシック音楽の神髄 「クラシック音楽は聴けばわかる、良い物だから難しくない・・」とは言えないと思っている。サビがあり2〜3分で音楽が完結するポップスと違って、クラシックは数十分続く言葉のコミュニケーションが無い音楽であり、聞き手を選んでしまう。むしろ、DJやテ […] -
【プレミア動画】湯山玲子 Part1
“クラシック嫌い”がNYで再発見、爆クラの原点La Valse プレミア動画 爆クラ 湯山玲子プロデューサーインタビュー Part1 “クラシック嫌い”がNYで再発見、爆クラの原点 作曲家の家に生まれて、幼い頃から音楽に触れ続けた結果、逆にクラシック嫌いになってしまい小学校に通う頃から方向性が異なるPOPs、DJミュージック、テクノなどの現代音楽へ邁進。ところが、その後、雑誌編集者となり、NY取材で出会ったクラブシーン […] -
11/13 新居由佳梨(ピアノ) 公演にむけたメッセージ
ピアニストの新居由佳梨が、11月13日に東京オペラシティ リサイタルホールでソロとデュオ(共演はチェロの西谷牧人)のリサイタルを開催する。フランクとバッハを核とした内容となっており、今回の公演にあたり、メッセージをいただきました。 【動画メッセージ】新居由佳梨 ピアノリサイタル ぶらあぼ本誌11月号&WEBぶらあぼでもインタビュー記事を公開中。 https://ebravo.jp/arch […] -
上岡敏之(指揮)インタビュー
2016年、新日本フィルの音楽監督に就任して、今年9月で4シーズン目を迎えた上岡敏之さん。指揮者になる前は、なんと帝国ホテルのホテルマンだったという珍しい経歴の持ち主ですが、ドイツ各地の歌劇場で着実にキャリアを積み、職人肌とも言える仕事ぶりとその後の活躍は周知のとおり。現在は、新日本フィルのほかにコペンハーゲン・フィル首席指揮者という重要ポストも務めるかたわら、ザールブリュッケン音楽大学で後進の指 […] -
エレオノーラ・ブラット(ソプラノ) | いま聴いておきたい歌手たち 第8回
text:香原斗志(オペラ評論家) 待ち望まれた「正統派」ソプラノ なにが正統であるかについては議論があるので、軽々に「正統派」という言葉は使いたくないが、ここではわかりやすさを優先し、よくいわれる「正統派」について語ることにする。すなわちヴェルディのリリックな役、たとえば《シモン・ボッカネグラ》のアメーリアや、あるいはプッチーニ《ラ・ボエーム》のミミなどで心底満足できるソプラノが、最近あまり現れ […] -
【申込終了】11/17 爆クラ アースダイバー vol.3/湯山玲子 林正子ほか VIPご招待券 抽選応募
11/5に申込終了しました。 会員登録された方に抽選で招待券をご用意いたします(11/5申込締切) ※La Valse会員向けに「VIPシート」(限定席、トンネル内音楽鑑賞背もたれ椅子席付き)をプレゼント イベント概要 爆クラ アースダイバー vol.3 トンネルのクラシック 〜暗闇で聴く打楽器、声楽、器楽、そしてオーケストラの音響〜 in 愛岐トンネル群 開催日:2019年11月17日(日) 1 […] -
映画『蜜蜂と遠雷』特集
「直木賞」「本屋大賞」を同時受賞を果たした恩田陸の同名小説を映画化した『蜜蜂と遠雷』は、国際ピアノ・コンクールを舞台に世界を目指す若きピアニストたちを描く。音楽に徹底的にこだわって映像化された本作では、4人のピアニストの演奏をいまをときめく日本のピアニストたち、河村尚子、福間洸太朗、金子三勇士、藤田真央が担当していることも注目。「La Valse」では、原作者、監督、出演者に音楽を軸としたインタビ […]